【速報】仮想通貨、分離課税20%へ調整!「税率100%超」ケース消滅か!

昨日、報じられた「政府・与党が暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税(一律20%)への変更検討」のニュース。 仮想通貨所得の税負担減が、いよいよ現実味を帯びてきました。

実はこのニュース、投資家ご本人だけでなく、そのご家族にとっても「安心」に関わる非常に大きな意味を持っています。

これまで資産家の間で最大のリスクとされていた、「相続時に税負担が資産価値を上回る(=持ち出しになる)」という構造的な問題が解消される可能性があるからです。

■ 変わらない「二重負担」の構造

まず前提として、今回の改正が実現しても、暗号資産を相続した場合の「税金の二重負担」という仕組み自体は変わりません。 相続後に売却する場合、以下の2つの税金がかかります。

  1. 相続税: 資産を受け取ったことに対する税金
  2. 所得税・住民税: 親の代からの「値上がり益」に対する税金 (※単純承認を前提とすると親が買った時の取得費を引き継ぐため、売却額の多くが利益とみなされるケースがあります)

これまでは、この2つの税率が積み重なることで、合計税率が100%を超えてしまうケースが理論上あり得ました。

■ これまでの常識(最大110%=持ち出し発生)

これまでの税制(雑所得の総合課税)で、最高税率が適用される資産家の場合をシミュレーションしてみます。

  • 相続税:最大 55%
  • 所得税+住民税:最大 55%
  • 合計負担率:最大 約110%

「110%」ということは、儲けを超える税負担が生じることを意味します。

■ 改正後の世界(最大75%=手残りあり)

もし今回報道された「分離課税(20%)」が導入されると、この税率構造が劇的に変わります。

  • 相続税:最大 55%(ここは変わりません)
  • 所得税+住民税:一律 20%(ここが激変!)
  • 合計負担率:最大 約75%

もちろん「75%」という税負担は決して軽くはありません。 しかし、決定的に重要なのは「100%を確実に下回る」ということです。

■ 「マイナス」のリスクが消える

税率の合計が100%未満になるということは、どんなに税金が高くなっても、売却代金の中で納税を完結させることができ、手元に資金が残ることを意味します。

これまでは「相続すると損をするかも」という恐怖から、非常に複雑な相続手続き(限定承認)を検討する可能性もありました。 しかし税率が一律20%に固定されれば、普通の相続(単純承認)を選んでも、「少なくとも持ち出し(マイナス)にはならない」という最低限の安全ラインが確保されます。

■ 結論

今回の報道は、単なる減税の話にとどまらず、暗号資産が「ご家族に迷惑をかけずに引き継げる、まともな金融資産」として認められるための第一歩です。

12月中旬の「税制改正大綱」で正式決定されるか、今後の動きを注視していきましょう。