退職所得は確定申告不要?

今年も所得税・確定申告の時期が近づいてきました。今年は2月が1日多いので、3月15日まで1日余裕が持てますね。期限がある仕事ですので、1日でも大きく感じます。

退職金を受け取ったら確定申告はどうなるのでしょうか。通常は「退職所得の受給に関する申告書」を勤務先に提出して、対応する源泉税を引かれて終わり。この場合、確定申告してもいいし、申告不要でもいいです。

ここがポイントで、申告不要でもいいのですが、「退職所得は合計所得金額を構成する」ことになります。申告不要であっても、所得を構成する。なんだか難しくなってきましたが、合計所得金額が変わると、基礎控除額が変わります。

合計所得金額基礎控除
2,400万円以下48万円
2,400万円超2,450万円以下32万円
2,450万円超2,500万円以下16万円
2,500万円超  0円

オーナー企業経営者の場合、退職金の他に、配当所得・不動産所得・退職までの給与所得などの所得が考えられます。合計所得金額が大きくなると、基礎控除額が小さくなるケースがあります。基礎控除額の計算には注意しないといけません。(このほか、配偶者控除など注意が必要なケースがあります。)

特定口座(源泉徴収あり口座)はどうでしょうか。ここは純粋に申告不要を選択でき、かつ、申告不要を選択した場合は合計所得金額を構成しない、ことになります。多額の譲渡益が発生した年は申告不要を選択した方が良いケースもあります。

「合計所得金額」所得税で頻繁に登場するワードです。「課税標準の合計額」とも異なります。長くなるので説明は省略しますが、個人の所得は奥が深いです。

布袋寅泰・大阪ライブ

布袋寅泰・ギタリズムⅦツアーも12月15日の千葉公演で終了しました。12月24日に代々木で追加ライブがありますが、これは今回のツアーとは微妙に異なるライブのため、今回はギタリズムⅦツアーの感想をお伝えします。(ネタバレの心配なし)

私は11月19日の大阪公演に行ってきました。会場は大阪市西区にあるオリックス劇場です。以前は厚生年金会館と呼んでいたところです。高校生の頃にギタリズムⅣツアー(シリアスツアー)で来た記憶があります。

関西での公演は10月に姫路、11月に大阪2daysの計3公演あったのですが、楽しみは最後にとっておこうと思い、この日だけを申し込みました。落選してもしょうがない。チケットは7月にファンクラブ先行でゲットし10列目でした。音楽を聴きに行くので、前も後ろも値段は同じで関係ないのですが、前の方が布袋をよく見れますし、運が良ければ布袋が投げたピックをゲットすることもできます。

9月にリリースされた新作アルバム・ギタリズムⅦを中心としたステージでした。オープニングの「AI Rising」からスタートするのですが、その瞬間に観客席から「オォー」と歓声が上がります。ここで総立ちです。「さよならアンディ・ウォーホル」「DIVING WITH MY CAR」は会場が一体となって盛り上がりました。

NO.NEW YORK

アンコールでこの曲をやってくれました。BOØWY時代に布袋が作曲した曲です。ずいぶん昔の曲ですが、まったく色あせていません。最新バージョンにアップデートされた、あのBOØWYの代表曲が2023年に復活しました!

圧巻のステージパフォーマンス、音と光の演出に魅せられました。Tシャツなどツアーグッズを購入し、また次回、布袋を見れる日を楽しみに待っています。

EVAスプレッドを意識する

「今期は営業利益が増えた。税引後利益も増えた。」この点に注目してしまうことは多いと思います。

企業の資金提供者である債権者・株主から見れば、「期待する収益率(=要求収益率)に達しているか」が重要になってきます。債権者にとっては利息であり、株主にとっては配当と株価上昇益になります。企業が債権者や株主に負担するこれらのコストを「資本コスト」といいます。

資本コストは負債コストと株主資本コストを加重平均して求め、WACC(ワック)と呼ばれます。負債と株主資本の比率が4:6、税引後負債コストが3.5%、株主資本コストが10%であれば

この企業であれば、資金提供者である債権者・株主の要求に応えるために、資産を活用して生み出すべき収益率が7.4%になります。WACCが高ければ投資家のリスク認識が高い、つまり高いリターンを求めていることになり、企業にとっては資金調達のためのコストが上昇し、株主価値の減少、株価の下落につながります。

税引後営業利益を投下資本(有利子負債+株主資本)で割った数値を投下資本利益率(ROIC)といい、これは事業のために投下した資本に対して、どれだけのリターンを得たかを示すものです。

ROIC>WACC

ROICとWACCとの差をEVAスプレッドと呼び、経営者はこのEVAスプレッドをプラスにする、より大きくすることが経営を委託された者としての使命といえます。「黒字決算になった。」だけで喜んではいけません。「10%の増益になるために2倍の資本を投下していた。」では当然にROICは低くなり、EVAスプレッドがマイナスになる可能性もあり、それでは投資家からの期待には応えていないことになります。

役社員に株式報酬を導入する企業も増えていますので、EVAスプレッドを意識し株価を上昇させること、米国のように役員報酬を株価に連動させること、資金の調達サイドを意識して経営することが企業価値の向上につながると感じます。